同窓会
故郷を離れて30年、初めて高校の同窓会に参加した。広島の高校である。
幹事をやっている友人がfacebookで自分の名前を見つけ、それで誘いを受け、今度が自分が起点になって音信のとれていない東京近郊の同窓生にネットワークを張ったというわけである。
猛暑の広島、おおきなホテルの宴会場を借り切っての同窓会。総勢5-600名はいたであろう。
オープニングは僕らと同じ代の卒業生でいまは京都を中心に音楽活動を続けている岡本君のギターソロ演奏で幕をあけた。曲はClose to you、続いてセサミストリートのデーマ。うん、なかなかいい選曲だ。
久々の旧友達との出会い、いくつかのパターンがある。
1.お互いがすぐに誰だかわかる
「おー、◯◯君だよね」
「そうそう、△△ちゃん?かわんないねー、元気だった?」
これが一番ハッピーなケース
2.相手は自分に気づいてるが、自分が相手の名前を思い出せない
「ね、◯◯君でしょ」
「うん、、、、君は、、」
「あ、わかんないんだ?』
(ここで昔のアーカイブメモリーをフルに起動させ勝負をかけることになる)
「えーっと、△△ちゃんでしょ?」
「あたり!、元気だった?」
セーフ
3.自分も相手もお互いに思い出せない
これは寂しい事ではあるが、何も問題は起きない
4.相手は自分に気づいてるが、自分は相手の名前を聞いても思い出せない
「ね、◯◯君でしょ」
「うん、、、、君は、、」
「あ、わかんないんだ?』
(ここで昔のアーカイブメモリーをフルに起動させても何も出て来ない)
「えーっと、ごめん、誰だっけ?」
「私よ、△△」
(誰だ?)
「あー、そうだったね』
思いっきり白々しいよな。これは、、、アウト
その後に2次会、3次会と流れ続け、久々に楽しい一夜でした。
同窓会の前に自分の人生が大きく変わる運命的な再会があった。
僕はこの夏のことを一生忘れない。