横浜海員閣

きのうは営業主管と一緒に横浜みなとみらいで打ち合わせ。午前と午後の打ち合わせにかなり時間があいたので「中華街で昼メシ食いましょう」という話になり、ちょっと遠征。
中華街にはこのところ何だかんだで年に一回くらい来ているが、いつも一杯で入れなかったお目当ての店。
海員閣
中華街は例によって自分がどこにいるのか、店がどこにあるのか迷路のようで全くわからず。iPhoneのお世話になる。GMapで海員閣にピンをドロップし、自分の位置情報を見ながら(わたしのは3GSではないのでコンパスがない)まずは適当にちょっと歩いてみる。自分の位置がピンに近づいて行く方向を探し、それで2点の位置関係を確認したらあとはもう突進。
思い起こせば、たぶん25年振りくらい。何もかわってない、裏路地にある小さな小汚い店。
店に着いたのが12時まえで、なんと入れる!!おばちゃんに「マチマスヨ(料理を出すのに時間がかかるという意味)、イイデスカー」と言われ「アイセキデ、二名サマー」と中に通された。

6人がけの円卓に相席で私、営業主管、その向こうにいるおっさん、、、、驚愕の事実が我々を待っていた。
「(ふ、浮浪者かっ)」言葉を失う。
とにかくメチャメチャ汚い。頭ぼさぼさ、爪の中が真っ黒、臭ってきそうで不潔感20,000%。ビール飲む手ががくがく震えている、完璧なアル中である。そのおっさんが食べているのが店の名物一番メニュー「エビの唐揚げ」。たしか一皿3,000円。つまりランチタイムにしては高い(金持ってるのか?)。手をブルブル震わせながらエビの殻をむしってタレにつけて食べている。手も口もびちゃびちゃだ。様子を見ていると、あの美味しいメニューですら、、、とにかくこのおっさんを見てると食欲がなくなるので視線をそちらに向けないように主管と話し込むことにした。
注文は以下の4品。
 シュウマイ
 豚の角煮
 天津飯
 五目炒飯

シュウマイはものの1分ででてきた。ビールを飲みたいのを我慢してお茶でつまむ。
「うまい!」
しばらくするとそのおっさんが帰っていった。やった!(金払ったかどうかわからん)

入れ替わりで入ってきたのは化粧の濃い、スナックのママのようなおばちゃん2人組。メニューをひとしきり見て
「ランチタイムのアラカルトメニューとかないんですか?」
(あるわけないだろ)と思ったが店員が「ウチはソウイウノアリマセン」と即答。すると周りの客が食べているもの見ながら「私はあれ」「私はあの人が食べているの」と指差して注文。すげえ。

待つ事15分、2品目の豚の角煮が登場。
「うまい!」
主管もその味とボリュームに感動し「これ、おいしいっすね。あの何でしたっけ、中華の香辛料がきつくなくていいよねー」
八角?」
「そうそう、八角

また待つ事15分、3品めの天津飯が登場。
「うまい!」
さくさくの歯ごたえのキャベツの入った具がお好み焼きのよう、その上にあんかけがかかっている。

最後に出てきたのが炒飯。
「うまい!」
ぷりぷりのエビの入った薄味で、濃い味の続いた締めにピッタリ。
舌鼓、腹鼓を打って、しめて3,930円。ちょっと贅沢なランチであった。

帰り道で主管が「おいしかったっすねー。とくに豚の角煮、六角がほんのりして」
「うん、美味しかったね(八角です)」

横浜市中区山下町147. 045-681-2374

海員閣

食べログ 海員閣